いろいろな技法のことを少し。

暗色の上に明色を重ねることが出来ないので、
もとのウォッシュの上にそれよりも暗い
ウォッシュで重ねたり、
筆で描いたりしますが、
アクリルは不透明なため、明色からでも
暗色からでも塗り重ねが出来ます。
しかしガッシュは乾いても、
また水に溶ける為、
湿った絵の具を重ねると濁ってしまいます。
でも 薄い絵の具と濃い絵の具の対比で描くなら
面白い画面が出来ます。

水でハイライト部分をふき取って表現します。

絵の具をたらし、偶然の形を利用して描きます。
たらした絵の具を吹くと
トゲのような線が四方に出来、花のようにも見えます。
また紙を傾けるとまた流れが新たな形を作れます。
この作業は抽象的で面白く、この作業で出来た
偶然の形から新たな発想がわくかもしれませんね


ガッシュを重ねると
物質的な対比が生まれ、面白い効果が生まれます。

葉を描くなら単一の緑の色面にするより、
様々なグリーンやブルーやイエローを用いて
描くと良いです。

作り、描いてみましょう。硬い毛の筆のストロークで
草を描いたり。
また茂みを小さな平筆で草をポンポンと描いたり。

ウォッシュを塗り、完全にかわく前に水分の多い
もう一つの色を加えたり、また水だけ加えると
不規則な柔らかい偶然の形が出来ます。

色がぬれているうちに、他の色を流して
ブレンディングして描きます。
もしその形が気になるなら乾く前に
筆などで気になる部分を水で拭き、
色を整えます。

制作を楽しみたいですね
