初めての抽象絵画の制作を
どの様にしたらのよいのかとのご質問をいただくのですが、
取り敢えず 興味のあるものを見て 感じて、
形•色•テクスチャーなど
おもしろいと思うものを見つけ出し、
なぜそう感じるかを分析、
そして形や色をいかに扱うかを考えて
ドローイングからエスキースへと表現に
つなげていきます。
ところで
色や形を造形的に利用した
抽象的なパターンの繰り返しによる装飾は
古代よりあり、それらはとても魅力的で
興味深いですね。
また
風景や建物に抽象形を見いだせると思いますが
抽象画の制作は形や色彩の再配置を
スケッチを基にした方が制作しやすいように思います。
また床の上の静物群を上から見下ろすと
形のパターンと見えたり、
いろいろな植物が生え、葉が繁っているのを
画面いっぱいに拡大して描くと、抽象化できますね。
また
抽象作品を制作時は、 色やテクスチャーが
重要に思います。


生活上の体験や目に見える世界の刺激が出発点になり、
想像されたものともいえ、
人間が自然からは離れられず、その為
哲学との接点があると考えられています。


具体的な対象を描くのではなく、
目には見えない精神的なものを画面に描きだすので
時代的なもの、個人の感性や考え方が作用するものと
考えています。

《 ときのなかで •花 》小山 玲子
紙 に アクリル
http://reikoartroom.com/