19世紀半ば以降、写真の登場により
表現を重視する近代絵画が確立し、
20世紀の表現主義や抽象絵画の
台頭となりましたが、
スーラは《 サーカス 》などで
色彩の感覚的機能を理論化し、
表現しました。
また
色彩には暖かさ、冷たさを感じさせる
一般的に暖色•寒色といわれる
感覚的機能もありますね。
ところで
色彩は絵画においては、
同じ色であっても、
顔料の性質の違いや、
その媒材(水•膠•油 等)の違い、
また支持体( 紙•キャンバス•板•漆喰壁 )の
違い等により、
色は異なる結果を生みます。
そしてマティスは
『《 1cm のミドリと 1u の ミドリ》は
同じミドリでも別のものだ。』と
語っています。
また印刷物と原作は
違う感じに見えますね。
☆機会がありましたら是非
いろいろな作家の原作を観て
いただきたいなと思います。
(《宙.時の中で》油彩)
小山 玲子
http://reiko-artroom.com/